箱型収納は構造を支える

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内壁、外壁をいじらずに構造を補強する方法もある。阪神・淡路大震災に際して、被災現場の様子をつぶさに調べてみたとき、つぶれかけた二階屋につくり付けの収納が残っているのを発見した。この箱型の収納は、くの字型に折れ曲がり扉も割れてはいたものの、ほとんど元の形状を保ったままで立っていた。あまつさえ、収納の上の天井と下の床には異常がなく、家のこの部分だけは潰れていなかった。むろん住人もケガ一つない。収納が屋根を支えていたのである。これを見て筆者は一つのひらめきを得た。それは、天井までぴったり入れた箱型収納は大切な家と人命を救う構造になり得るということである。たしかに家具が倒れて、下敷きになった人もいるが、その一方で、倒れた家具が落下物からカバーしてくれたために怪我をしなかったという人もいる。事実、「仏壇が助けてくれた」などという声も聞いた。このように、箱型の構造は非常に強い面をもっている。とくに瞬間的な荷重、破壊に対しては容易に壊れないものである。ダンボールの空き箱でも、一気に潰そうとしたら、たいへんな力がいる。木造の二階屋はふつう総重量で五○トン以下の家がほとんどである。箱型収納が多ければかなり役 に立つ。ただし、箱は天井から床まで隙なくぴったりと納めるようにする。床下に突き抜けないように補強をほどこしておけば完全である。また、二階にこの収納をもうけるときは、一階の床から支えるように柱をあてがうか、一階にも同様な収納をつくりつければ最善である。場合によっては、金属パイプでワク組みする方法もある。こうすると、あのレーシングカーのサポート(支持パイプ)のような役目をはたし、さらに強靱さを増す。要するに、家具は倒れてくるから危険なのである。壁にきっちりと納まったつくり付け収納の場合は、壁が倒れないかぎり家具は倒れようがない。家具を金具で留めても、前述したように、強い地震にはほとんど効果はない。その意味で、寝室と子供部屋が背中あわせに位置しているような家では、こういう箱型壁収納はぜひ取り入れてほしいものである。このとき、どっちの部屋でも、収納はその壁面にぴったりとつくり付ける。これで、寝室と子供部屋はずいぶんと安全になる。今後は天井までの箱型収納を強く提案していきたい。
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なお、箱の幅としては、300、450、600ミリなどが考えられる。これは、それぞれ本棚やクロゼットにあわせた規格である。ちなみに、私の関係する収納研究所では、万能型の箱型収納を開発して販売もしている。これは、基体の部分はいくつかの共通サイズを用意し、アプリケーションを組み合わせることで、どんな壁面へも適用できるようにしてある。


基礎、柱、梁などの補強法2

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●つつかえ棒も有効である
敷地に余裕があるときは、かって古い木造校舎で見られたような、っつかえ棒をあてがって、建物全体の支えにするのも一計である。たとえば、鋼鉄製などの強い支持棒を、各床の梁の位置で固定すれば、さらに強靱である。
●太い床梁を補う
昔の家では、二階の床梁(ゆかばり)の細いものが多い。たしかに原理的には、柱の数が増えれば、梁は強くなくてもいいともいえる。たとえば、一間(一・八二メートル)間隔で柱が立っているときは、その上に乗る床梁は柱と同じくらいの太さしかないのがふつうである。
しかし、これは揺れによる荷重がかからない場合のことであって、現実にはこういう細い梁は、横の歪みに対してはきわめて弱い。地震にはもっと弱い。実は梁についてはいまだに特別な基準がない。そのため、構造計算もせずに、弱い梁をつかうような例が今後も出てこないとは限らない。そこで筆者の主宰する設計事務所では、いくら柱が多くても、かならず通しで二四センチ以上の梁材を用いることにしている。梁の取り替え、すなわち、家の改造が困難なときは、既存の梁の補強を行う。新しい梁材を、いまある梁の両側からサンドイッチ状に挟みつけ、この三つをボルトで留め、さらに方杖(ほおづえ)を当てがう。
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なお、アーチ状の方杖はデザインや塗装を工夫すれば、地下のワイン倉のような雰囲気を出すことも可能である。


基礎、柱、梁などの補強法1

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1950年の建築基準法の制定前に、あるいは壁量の基準が設けられる前にできた建物は、ほとんどが壁量計算をほどこしていない。中には、筋交いが入っていないものも稀ではない。また、”お神楽(かぐら)普請”で増改築した家は、強い地震がくると二階が振られて、ずれ落ちてくる危険がある。さらに古い二階屋などでは、はじめから通し柱がない家も少なくない。こういう、「壁量計算がない」「筋交いがない」「お神楽普請」「通し柱がない」「基礎がヒビ割れている」といった建物は、一刻も早く補強を急がなければならない。これもちょっとした補強で地震に”勝つ”ことができる。
お金をかけても大規模なリフォームをしないで対応できる場合もある。一戸建て 売れない ←いろいろな物件を見て知識を得よう。
これは、リフォームで次のようにやっていく。
●基礎は新たに四周にめぐらす
1.現在の布基礎の外側を目あらしする。
2.そこに密着するように、L型断面の基礎を新たにつくる。
3.この基礎には梁のように横筋(よこきん)を入れる。
4.この新しい基礎を家の四周にタガのようにめぐらす。
こうすれば、家全体は新しく合成された大きな基礎のうえに安定することができる。
●新しい基礎から新しい通し柱を立ち上げる
1.外壁を全部か、あるいは既存の柱に近い部分をはずして柱を露出させる。
2.新たに完成した基礎から既存の柱に密着させつつ通し柱を立ち上げる。
3.既存の柱と新しい通し柱を接着剤と各階三か所くらいをボルトで固定する。
これで、各階は一体化し、転倒に対しては強くなる


ゴムマットの防振効果は凄い

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●テレビや棚の下にはゴムなどを敷く
さて、キャビネットやカウンターの上に置くテレビは、一般の家では船や飛行機のように、金物で固定するわけにはいかない。ところが今回、目を見張るような事例に出会った。それは、ゴムマットの上に置いてあったテレビである。この家では、テレビを乗せたカウンターに傷がつかないように、マットを敷いていた。これは厚さ五ミリほどのゴム製でつかい古しの卓上マットである。家の方の証言によると、室内のほかの家具は大きく移動したのに、テレビだけは元の位置から、ほとんど動かなかったという。ゴムがクッションの役目をはたすとともに、テレビとマットの摩擦でこういう結果になったのである。実際、このように重い物の下には、ある程度の弾力があり、しかも摩擦係数の高いゴム、スポンジ、ビニールのようなものを敷くと強い振動にも飛び出さずよく耐える。こういう敷物は、その素材の弾性が反発力を吸収するとともに、摩擦で上に置いた物が滑らない効果がある。だから、これらを各戸棚の棚板に敷いておくのもいい。多少の揺れでは食器類が飛び散らないですむ。もし倒れても弾力で流れないのだ。
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●冷蔵庫は前足を高くし、マットを敷く
冷蔵庫や洗濯機などを固定するのはそう簡単にはいかない。次善の策として、前足をやや高くしておくといい・今回の地震でも、こうしておいた家では、冷蔵庫がずれたものの転倒はしなかったという。このごろ普及しているスリムな冷蔵庫は転びやすいが、それ以上に冷蔵庫は扉が開くと倒れやすい。扉の内側にピンやボトルを入れるため扉自体が重くなっているので、扉が開いてしまうと倒れやすくなるのだ。これも前足を高くすることでかなり防げる。さらに、冷蔵庫の振動がうるさいということで、足の下にスポンジ状のものを置いていた家がある。この家では、冷蔵庫が動いてもいなかった。テレビと同様に、摩擦と、振動の吸収に役立ったのである。


家具は床から天井まで一体化に

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今度の地震では、壁面へすっぽり入っている収納は、家全体の揺れに対して、これと同じ振幅で揺れた。したがって、倒れても中のものは外へ飛び出さなかった。一方、床から天井まで固定されていない家具は単独で頭を強くふる格好になり、さらに後ろの壁の振動にぶつかり、これにはじき飛ばされる結果となった。以上のことを踏まえて、部屋の中の家具の設置や物の置き方のポイントを整理していきたい。
●家具の上に物を置かないこと
寝室には固定していない家具を置くべきではない。まして、タンスの上にガラスの人形ケースや重い物を置くのは絶対に避けなくてはいけない。実は、このガラスの人形ケースというのは、子供にいたずらされるのを防ぐために、寝室のダンスの上に置かれることが多い。また、ハサミやガラスなども、子供がケガをしないように、ダンスの上に置いていることも少なくない。これらも強い地震がくると凶器と化すことを肝に命じておきたい。
●家具はつくり付け、壁収納、天袋収納にする
もし、大幅なリフォームを行う機会があれば、すべての家具はっくり付けにするのが理想的である。それが無理なら、できるだけ壁収納にすることが望ましい。その際は、単に家具を壁間に置くだけでなく、天井までをしっかり打ちつけ、サイドはこれを支える丈夫な方立(ほうだて)板を設け、きちんと固定するようにすれば多少の地震には耐えられる。つくり付けの場合は40から50ミリ角の角材で棚を構成するといい。家具と天井、壁、床との間に隙間をつくらないことがポイントである。ダンスなどをどうしても室内に置きたいときには、天井とダンスとの間に、同じ幅の箱で天袋(てんぶくろ)収納をもうける。これは、二○ミリ厚ほどの合板でしっかりつくり、ダンスと同じ塗装をほどこす。人形ケースなどはここへしまっておくこともできる。こうすると、つくりつけに近い耐震効果がある。震度六くらいの振動実験でも微動だにしないことがわかっている。
●留め金具の先の天井も丈夫でなくてはならない
市販されている家具の固定金具についてみると、天井の構造が問題になる。家具をせっかく留め金具で天井に固定しても、肝心な天井のほうが弱いと役に立たない。阪神・淡路大震災をみても、天井板が石綿スレートやフレキシブルボード、吸音テックスなどの比較的やわらかい材料のものが多かった。こういう家では、留め金具がいとも簡単に天井を破り、中へめりこんでしまっている。震度6というのは、それだけのエネルギーがある。当然、タンスをはじめとする家具は、ものの見事に横転していた。一○センチのL型の金具がついていても、5ミリ~10ミリのビスのほうが抜け落ちたものが多かった。
家具の固定方法について、改めて点検してみましょう。←こちらのサイトからたくさんの間取りや構造などを見られます。
家具を固定する場合は、しっかりした軸をもった強い天井構造にとりつけるようにしなくてはならない。


家具は凶器に

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今回の阪神・淡路大震災を別にすれば、震度六の「烈震」を体験した人はそういないはずである。だから、一般の人にとっては、震度七の「激震」となると、なおさら想像もつかないところだろう。もし、こうした規模の揺れがきたときは、家の中はどうなるのだろうか?災害の後、実際に震度6から7に直面した方々に会い、その体験とお話を聞く機会を得て、いろいろなことがわかってきた。一戸建て、あるいはマンションと違いはあるものの、ほとんどの人は、ドーンという床からつきあげる突然の振動と音に襲われ、しばらくは頭が真っ白になり、何が起ったのかを把握できなかったようだ。中には、ダンプカーが突っこんできたのかと思った人や、煙突が倒れてきたと錯覚した人もいる。それを地震だと意識したのはだいぶ経ってからで、天井が目の前にあることを感じ、家具がすさまじいまでに飛び散っているのを見てからであった。室内は混乱をきわめ、30キロもあるキャビネット型のテレビが自分の寝床の上を飛び越えて、反対側の壁に激突しているのを見た人もいる。あるいは、タンスが倒れるというより、突っ走るのを目の当たりにした人もいる。家具は単純に転倒したのではない。壁に突き離されて、吹っ飛んだというのが正しい。事実、それまで家具が背にしていた壁には、くっきりと家具の端がつけた直角な凹みができている。猛スピードで飛ぶ家具や食器類などの物体は、まさに凶器である。ヨットのような船や旅客機を思い浮かべてみよう。こういうものにも最少限の家具や物が備えられている。いずれも、揺れることを前提として固定されている。これらは多少の振動にはびくともしないが、陸上でも同じことが言える。揺れ方そのものが違うのである。たとえば、クローゼットや戸棚で、床から天井までを壁面収納にするタイプのものが最近はやっている。今回の地震では、この種の収納内に入れてあった物はほとんど飛び出してはいない。また、不思議なことに扉すらも開いたものは少なかった。ところがふつうの家具のほうは留め金のマグネット・キャッチやラッチがあるなしにかかわらず、扉が開いてしまったものが多かった。
転居やリフォームを機に家具について再考してみるのも良いかもしれません。壁面収納を選択肢に入れてみましょう。←こちらのサイトからは、不動産関連情報をたくさん見られます。
こうした差が出てきた原因は、つくり付けタイプとそうでない家具の間に揺れ方の違いがあったからである。


先に腐っていく部屋の原因

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増改築によって、新しい部屋、居心地のいい空間ができると、ジプシーのように家族は次第にそういう部分に片寄るようになる。いきおい、古い部屋、つかい勝手の悪い空間は閉ざされがちになり、ますます通気が悪くなる。たとえば、平面的に増築を考えるとわかりやすい。部屋数が増え、間取りに余裕ができると、誰でも南側の日当たりのいい部屋を好み、こちらを多用する。一方、北側や真ん中の部屋は昼間でも閉まったままで湿気がたまる。長年の間には、壁の中にできた結露が土台にまで回るようなことも起きる。さらに、浴室・風呂場などは、日当たりや風通しのよくない北側に配置されることが多い。そうすると、こういう水回りからも、湿気や水漏れが家の北側の土台に伝わってくる可能性がある。土台には桧(ひのき)や栗の木などがつかわれる例が多い。これらは耐久力はあるものの、長い間 にわたって水気にさらされれば、いつかは腐りはじめる。古い家の中には、土台そのものがなくなってしまうようなケースさえある。土台が腐ると、その上に立っている柱はその付け根部分で強度を失い、ついには折れることになる。家の柱は、一家の柱は、たとえば4本あっても、そのうち一本が折れると、ほかの柱に荷重が片寄る結果、すべてダメになる。以上のように、古い家ではまず北側の土台が腐り柱がやられる。そして強い揺れが襲ったりすると、そこから全部の柱が連鎖的に折れてしまうことになる。阪神・淡路大震災でも、こういう被害が少なくなかった。
「北側」と「水回り」気を付けましょう。←参考にここのサイトからいろいろな間取りを見てみましょう。
ちなみに、瓦葺き屋根でも経年変化により腐りが生ずる。瓦葺き屋根をスレートに替えようとして、屋根の土を落としてみたら、その中の木組みや梁が腐っていたということは結構ある。これでは、地震が来なくても屋根が崩れ瓦は落ちる。事実、そういう事故もあった。やはり、常日頃から構造にかかわる周辺は通気性をよくしておくべきである。近年、高断熱・高気密などという工法がもてはやされているが、〃構造を守る〃という意味においては、多少の疑問は残るところである。そして腐った箇所や部材はそのつど取り替えるのが最善である。


先に腐っていく部屋とは

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阪神・淡路大震災では多数の住宅が瓦礫と化した。テレビや新聞で現地の惨状を見て、いま住んでいる家やマンションは大丈夫なのかと不安になった人は多いはずである。とくに親と同居するために、平屋だった親の家に二階を増築したとか、新築したばかりの家の一階が駐車場だったり、大きなリビングでは、夜もおちおち眠れないと思う。
たくさんの物件を←こちらのサイトからご覧いただけます。
いつも、増改築の際に思うのは、一般の人たちが家の構造にはあまり注意を向けてないということである。リフォームにしても、インテリアのリフォームにのみ関心が片寄ってしまう。構造のほうは無視されないまでも、なおざりにされるケースが少なくないのが現実である。また、施工業者や大工さんも、二階の増改築に当たっては、一・二階全部の構造にまで手をまわすことはめったにしない。たいていは一階の天井梁に二階を乗せるだけとなる。これは予算に制約があるからだが、こういう家が地震に対してきわめて危険なことはこれまでにも再三述べた通りである。もともと平屋用にできている基礎の上に、新たに二階の総重量が加わるのだから、専門家でない人が考えても空おそるしいことがわかる。このような”お神楽(かぐら)普請”には、既存の柱と新たに立ち上げた通し柱をジョイントして補強するという方法がある。基礎のほうもきちんと増強し、立ち上げる通し柱も一二○ミリ角以上のものを用いれば、家の全体構造はさらに強靱にすることができる。長年にわたって、増改築を重ねてきたような家では、もう一つのおそろしい弱点が出てくる。それは、経年変化のうちに、土台などの構造に腐敗がきて柱が浮いてしまうことである。


リフォームと耐震補強

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いくらシステム・キッチンやバブル・バスに金をかけたところで、いったん大地震が起きれば構造の弱い家はひとたまりもない。たった一本の柱が細かったり、一か所の土台が腐っていたためにすべてが灰儘に帰してしまうのである。リフォームは家の耐震構造に手をつける最大のチャンスである。リフォーム時には壁をはじめ床、天井など、住まいの内張りをはがすことになるからである。これなら基礎、柱、梁、壁、配管・・・など、家の主要構造が点検できる。その上で、必要があれば、「外側に新しい基礎をつくる」「通し柱を立てる」「既存の柱に添え柱をあてがう」「床梁を補強する」などの工事をリフォームに先立って行うこともできるのだ。
ところで、不動産といえば、←こちらのサイトがお勧めです。
この構造施工とリフォームの費用は、仮に30坪(100平方メートル)くらいの家であれば、1,000万円ほどかかる見当とする。もっとも、システム。キッチンやバブル・バスあるいは内装のグレードをすこしずつ落とせば、700万円程度に抑えることもできる。環境改善と同時に耐震改善がこの価格で可能になるのである。これを耐震構造の見直しだけを独立してやると、かなり割高になる。そのために、わざわざ壁を壊したりしなくてはならないからである。30坪の家で考えると、「筋交いを補強」し、「つっぱり棒をあてがい」「ほおづえを添え」「コンクリートパネルで壁の両面を太鼓ばりにする」などの場合、約4~500万円はかかってしまう。


リフォームするなら耐震補強を

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リフォームブームが続いているが、その目的とするところは、子供部屋をつくる、システム・キッチンを入れる、風呂を快適にする:::などが大方のところであろう。リフォームの際に耐震構造まで考え、その対策に費用をかけようという人はこれまでは少なかった。私たちも、リフォームのお手伝いをすることがよくある。最初に予算があって、それをもとにリフォームを始めるわけだが、実際に壁をはがしてみると、柱や土台がボロボロに腐っていたり、あるいは配管が錆びついて水漏れしている.:…などというケースにぶつかる場合もある。
リフォームと耐震補強を一緒にしてしまいましょう。←こちらのサイトからさまざまな家の事例を探してみてください。
住まいというのは、住み始めた瞬間から古くなる。新築といっても三年もすれば、次ページ図のように、家のアチコチにヒビやシミ等が浮き出てくることもある。小さなサビ一つとっても、家の耐震性を弱めることもあるし、将来、重大事故につながりかねないものもある。安易に見逃してはならないが、いずれにせよ、具合の悪い状態を見過ごして仕上げをするわけにはいかない。補強ないしは造作の入れ替えを提案することになる。そうすると、ほとんどの建主は「とんでもない」という顔をする。構造を直すための予算アップはなかなかむずかしいのが現実である。